アブラハム・ミュンチング
「精見植物譜」

1696年   ライデン、ユトレヒト
手彩色銅版画
ミュンチング(1626−83)は、オランダのフロニンヘンに生まれ、フロニンヘン大学医学部の植物学教授となり、植物園長も兼任した植物学者です。 「精見植物譜」は、ミュンチングが1672年に出版した「Waare Offening der Platen」を基に制作されました。

この図譜の特筆すべき点は、植物が背景の風景の中に組み込まれていたり、背景上に浮かんでいることです。 ハント・コレクションでも、まったく奇妙で魅惑的作品として次のように述べられています。

「この図版は、題材と同じくらい奇妙である。 植物は実際よりもはるかに大きく描かれており、例えば、オレンジはカボチャのように巨大であり、重い根を持ったシクラメンは軽やかに空中に浮き、優しいゼラニウムは巨大な木の中で育っているかのごとく描かれている。 この効果は、古典的、牧歌的、雄大な風景を下に控えていることから得られるのである。」

植物のラテン名は、リボンあるいは平板の上に記され、さらにバロック・スタイルを強調しています。

「精見植物譜」は薬用植物誌ではありませんが、効用も記述されているため、「アアルドゲワッセン」の通称のもと桂川甫周、中川淳庵をはじめとする江戸時代の多くの蘭学者たちに利用されました。





「精見植物譜」1696年初版
タイトルページ

「精見植物譜」の素晴らしい扉絵はこちら

以下は大衣サイズ(394x509mm)ダブルフレンチマット付きです。
マット色はホワイトです。

OBA5-221
Trifolium Siliquosum
マット付き \44.100-(税込)

以下は版画シートのみです。
写真はシートのマージンをトリミングしてあります。

サイズはイメージサイズです。
マットはご希望により制作します。

OBA5-185
Dipsacus Spinosus Americanus
225x330mm

\105.000-(税込)

OBA5-199
Lapathum Sativum Antiquorum
225x330mm

\42.000-(税込)

バロック・スタイル寓意扉絵の傑作
「精見植物譜」の扉絵は、17世紀フランスの天才版画家ジャン・バプティスト・モノワイエが彫版しており、この時代のバロック・スタイルの扉絵の傑作と折り紙がつけられています。 モノワイエは、17世紀にフランスで花開いたデコレイティブな版画スタイルの完成者と言われてます。 モノワイエが制作したフラワー・アレンジメントの版画は、18世紀の壁紙のデザインに大きな影響を与えました。
OBA5-FP
扉絵

銅版画(無彩色)
半切サイズ(424x545mm)
ダブルマット付き

(マット色はクリーム)

マット付き \63.000-(税込)

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