J・J・グランヴィル
「花の精」新版

1867年   パリ
手彩色鋼版画アラビアゴム仕上げ
19世紀ロマン主義のこの時代には、蝶や野菜など様々な物を擬人化して描いたシリーズが他にもありますが、花を擬人化して描いたグランヴィルの「花の精」は、その一種独特なバロック趣味と妖精を思わせる不思議な人物描写によって特に人気があります。 ボードレールが「病的な文学気質」と呼び、ランボーが「狂気」と見なしたグランヴィルの作品は、後のシュールレアリスムの先駆的作品とも言われています。

フランスのカリカチュリスト、J・J・グランヴィル(1803−47、本名ジャン・イニャス・イジドール・ジェラール)の「花の精」は1847年に出版されました。 その時の図版は絵の周りが枠取られ、背景が暗く塗りつぶされているものが多く、全体として重たい感じがします。 図版の紙も薄く、プレートとしては心許ないものでした。 1867年に新版が出される際、王立植物園(ジャルダン・デ・プラント)専属の博物画家モーベールに図版の修正が依頼されます。 モーベールは慎重に原版に手を加え、雰囲気を重くしていた枠取りを外し、すっきりとした画面にしました。 彩色も初版以上の繊細さで仕上げられ、発色を高めるためアラビアゴムが塗られています。 図版の紙もプレートに相応しい厚いものに変更されました。 という訳で「アリア」では新版の図版をお勧めしています。

以下は四つサイズ(348x424mm)ダブルフレンチマット付きです。
マット色はクリームです。

OE1-148
Tubereuse Jonquille

オランダ水仙と黄水仙
マット付き \21.000-(税込)

OE1-210
Nenuphar

スイレン
マット付き \21.000-(税込)

OE1-234
Sensitive

おじぎ草
マット付き \21.000-(税込)

OE1-238
Myosotis

わすれな草
マット付き \15.750-(税込)

OE1-242
Hortensia Couronne Imperiale

アジサイとヨウラクユリ
マット付き \13.650-(税込)

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